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ブログ

明けましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

 昨年の11月、12月にブログを更新できず、2023年になってしまいました。昨年は、ユーチューブ・ブログ・セミナーなど色々やってみました。それなりの反響はあったように思います。今年もよろしくお願いいたします。

昨年の11月16日で80歳を迎えました。

10月3日で、松戸市立総合医療センター女性外来を辞職しました。3年ほど前から、毎週月曜日に担当していた市立総合医療センター女性外来への通勤が自分自身に重荷になって来ました。自宅から2時間半かかる距離の往復に、気持ちがついていかなくなったというのが正直なところです。ただ、自分を信頼し、通院してくださる患者さんの気持ちを考えると、なかなか、辞めますと言い出しづらく、悶々としていましたが、順天堂大学医学部付属浦安病院で長年にわたって女性外来を率いてこられた栗原由美子先生がバトンタッチをしてくださることになり、思い切ることができました。私の勤務先は埼玉県新座市にあります静風荘病院のみとなります。

 

10、11月は慢性疲労症候群(中等症以上の方)で、松戸市立総合医療センターから静風荘病院への転院を希望される方の事務手続きと、11月27日に開催された、第1回和温療法学会教育講演の準備とで、忙しすぎて、心がつぶされそうな毎日が続いていました。

 

12月に入り、やれやれと思っていた矢先に、体調の違和感が生じました。きっかけは、右の臀部に軽い痛みがあり、整体やいつも通っている加圧トレーニングスタジオでの施術を受けたところ、どうもさらに悪くなっていき、痛みのために歩いたり、立ったりするのがつらくなりました。自分なりに色々考えた末、パーソナルトレーニングの際に使用しているワコールのスポーツタイツを日常にも装着するようにしました。整体や加圧トレーニングは、しばしお休み。12月31日現在、歩くことには支障がなく、タイツも必要のない日が出てきました。

振り返ってみると、今年は自分自身の加齢現象を思い知らされることが、多々ありました。

 

最初は、4月の健診で「血圧が146/72です。少し高めです」と言われましたが、その時は、気にも留めませんでした。5月の連休が始まる1週間前に、ひばりヶ丘駅で発車間際のバスに乗ろうと駆け出して、見事に転び、おでこをいやというほど打ち、目の上からおでこまでの皮下出血でパンダ状態になりました。当然しっかりと皮下出血部位を冷やしつつ、私が服用したのは漢方の「治打撲一方」。まさに、打撲に対する漢方です。

5月の連休は、久しぶりに長野県上田市の鹿教湯温泉へ行きました。何げなく、温泉に入った後に血圧を測定すると200/95!! 何回測っても似たような数字が出て、血圧計が壊れているのかと思い、他の方が測定されるのを待ってのぞいてみると、まったく正常。これは一大事と初めて気づき、原因を考えると、今飲んでいる漢方しか考えられないと思い当たり、即中止。血圧が正常に戻るのに2週間かかりました。

 

次は、大腸カメラでの1件。7月1日に大腸カメラの予約があり、先立つ手順として食事の注意や便秘薬の服用についての注意事項がありました。その通りきちんと実行し、6月30日の就寝時にラキソベロンとプルセニドの2種類の便秘薬を飲みました。7月1日0時ごろから腹部の違和感、疼痛などが始まり、トイレに入ったり出たりを繰り返しつつ、6時に下血がありました。「ちょうど今日大腸カメラなので、何が起こったかわかるのでいいかな」と思いつつ、大腸カメラを受けました。「虚血性腸炎」との診断。大腸の急激な収縮がきっかけになったのではという主治医のお話でした。大腸の内壁にきれいに帯のような出血が認められ、担当医からは「来年からは、当院では大腸カメラは引き受けられません」とのご託宣。

 

実は、今から5年前、75歳を迎えたときのことを思い出しました。日常の生活習慣で変えたことは何もなかったにもかかわらず、11月から翌年1月までで6㎏も体重が減ったのです。大きなお尻が半分の大きさに縮小してしまい、椅子に座るとお尻が痛くなりました。また、その後の3ケ月で、3回の虫垂炎発作に見舞われました。3回とも抗生剤の点滴で改善し、以後は、発作はありません。嘘か本当かわかりませんが、消化器外科の先生に「3回発作があったらその後発作は起こらない」と言われましたけど、確かにここ5年間虫垂炎の気配はありません。

この時私が確信したことは、「50歳で閉経、75歳で後期高齢者」、自分の意思で変えることのできない自然の摂理があるということでした。

 

そうして、迎えた80歳の壁。転倒と漢方薬による急激な血圧の上昇、大腸カメラの便秘薬での虚血性腸炎、この二つの出来事の背景には、薬の代謝に関わる腎臓や肝臓に何らかの変化が来て、薬による副作用が出やすくなっていると考えられます。通常の人間ドックの検査では肝機能も腎機能も正常ですが何らかの変化が進行しているのでしょう。

そして、12月に起こった出来事は、整体師の方が良かれと思ってやってくださったストレッチが、私にはきつすぎたように思いますし、パーソナルトレーニングでの筋膜リリースもきつすぎたようです。75歳でお尻の筋肉がすとんと落ちたように、何らかの変化が年老いた自分の筋肉に起きていて、ストレッチも筋膜リリースもディメリットがメリットを上回ったと思われます。

幸いにスポーツタイツの着用で9割がたよくなっています。12月29日から来年の1月3日まで、長野県の鹿教湯温泉に逗留します。ここで、そろりそろりとストレッチ体操からリンパマッサージへと自分の筋肉の声を聞きながら私の思う治療を進めていきたいと思っています。今のところ鎮痛剤は使わずに済んでいます。

 

その年齢にならないとわからないからだの変化がありますね。小さな変化にも耳を傾けて、取るべき最善の方法を考えなくてはいけません。これからは、身近な経験も発信するようにします。

 

皆さん、今年もお体に気をつけ楽しい日々を送ってください。

 

2023年も女性外来オンラインブログ、女性外来オンラインセミナー、女性外来オンラインチャンネルで発信を続けますので、応援をお願いします。

 

天野惠子

 

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