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さて、2021年1月27日付のロイターの集計は、世界の新型コロナウイルス感染者数が累計1億人を突破したことを報告しています。死者は210万人超。世界の人口の1.3%近くがこれまでに感染したことになります。また、年明け以降、平均7.7秒ごとに1人が感染した計算となり、死亡率は世界全体で2.15%です。世界の感染者数が5000万人に達するまでには11カ月かかっていましたが、そこからわずか3カ月で1億人に倍増しました。なかでも、米国が感染者数2560万人超と、世界全体の25%を占めています(因みに人口は世界の4%です)。死者数は427,069人で第二次世界大戦での米国民の死者数を超えました。

1月20日に第46代米国大統領に就任したバイデン氏は、26日、「これは戦時の対応だ」と述べ、新型コロナウイルスワクチンを2億回分追加購入し、大部分の米国民への必要な量を夏までに確保すると発表しました。米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンと、米モデルナのワクチンをそれぞれ1億回分ずつ追加購入し、全体の購入量を従来目標の4億回分から6億回分に引き上げ、夏までに納入するとしています。いずれのワクチンも、効果を完全に発揮するためには1人当たり2回の接種が必要なため、3億3100万人の人口の大部分に接種するのに十分な量を確保することを意味しています。しかし、米国では、すでに「ワクチンが予定通りに届いていない」という悲鳴が州知事から上がり始めています。日本もワクチンをファイザー社やモデルナ社から購入する予定になっていますが、予定通りにはいかない可能性が高いと私は思っています。

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