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沖縄県の感染者数と変異株

東京都で確認された新規感染者は8月13日(金)5773人で、1週間前の金曜日より1258人増え、過去最多となりました。14日(土)の新規感染者は5,094人で、先週土曜日(7日)の4,566人から528人増え、過去2番目に多い人数でした。また、全国で確認された新型コロナウイルスの感染者は、2万151人で、2日連続で2万人を超えました。オリンピックの高揚感も去り、さすがこの数値に東京都民はびっくりしたのでしょうか、昨日、静風荘病院へ電車・バスと乗り継いで出かけましたが、電車もバスも先月の土曜日に比べ、乗客が半減しているように思いました。

 

沖縄県の感染者数について

私たちは毎日東京のコロナ新規感染者数や重症者数の数字にくぎ付けされていますが、実は沖縄のコロナ感染は、現在、世界でも最悪のレベルのようです。この夏、娘夫婦は孫娘と3人で、沖縄への旅行を計画していたようですが、当然キャンセルすることになりました。

 

8月12日付の琉球新報によれば、「沖縄県内では9日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数が256・09人に達し、過去最悪を更新した。全国1位を維持しており、世界的にも感染者数が多い国と同水準だ。県は今週の新規感染者数を最大5千人とみており、直近1週間の人口10万人当たりに換算すれば、350人近くまで上昇すると予想される。」とのことです。

実際に、一日当たりの感染者数は、14日時点で見てみると752人と過去最多を更新中です。

新型コロナウイルス -琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト (ryukyushimpo.jp)

 

また、厚生労働省検疫所がウェブサイトで公表する世界各地域の感染状況を日本及び東京、沖縄と比較したデータも掲載されており、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数について、県内の状況と各地域の新規感染者数上位3カ国を比較すると、沖縄の256・09人という数値はマレーシアの361・1人、イギリスの275・9人に次いで高く、アメリカの164・2人や、感染力が強いデルタ株が広がるインドネシアの100・1人を上回っています。今のままでは、沖縄の医療崩壊が現実のものであることが分かります。

沖縄のコロナ感染、世界最悪レベル 10万人当たり256.09人 – 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト (ryukyushimpo.jp)

 

ラムダ株について

ラムダ株は新型コロナウイルスの変異株で南米ペルー由来とされ、羽田空港に先月到着した女性から確認されたことが8月6日、厚生労働省への取材で分かりました。厚労省によると、女性はペルーに滞在歴があり、7月20日に羽田空港に到着。検疫が実施した検査でコロナ陽性が判明し、その後、国立感染症研究所が詳しく調べたところ、ラムダ株と確認されたとのことです。

 

ラムダ株は2020年8月、最初にペルーで確認されたもので、ペルー全土では82%を占めており(DW、6/23)。世界では、これまでに少なくとも29ヶ国で見つかっています。とくに広がっているのはラテンアメリカで、コロンビア、エクアドル、メキシコ、アルゼンチン、チリ、ブラジルなどですでに確認されており、それ以外では、アメリカ、ドイツ、スペインイギリスでも確認されています。世界保健機関(WHO)は6月半ばにこれを「注目すべき変異株」リストに加えました。

 

ちなみに、いま現在、WHOが「懸念すべき変異株」リストに入れているのは、アルファ株(B.1.1.7)、ベータ株(B.1.351)、ガンマ株(P.1)、デルタ株(B.1.617.2)で、「注目すべき変異株」のリストには、イプシロン株(B.1.427 / B.1.429)、ゼータ株(P.2)、イータ株(B.1.525)、シータ株(P.3)、イオタ株(B.1.526)、カッパ株(B .1.617.1)、ラムダ株(C.37)がはいっています。

 

ラムダ株で懸念されているのは、F490Sという変異がワクチンの効果を低減するかもしれないとの報告があるためです。しかし、デルタ株と比較して、重症化や死亡率を高めるかどうかはいまのところ定かではありません。新型コロナウイルスは今後も変異し続けていくと思われるますが、いまのところ最良の防御手段はワクチンと考えてよいようです。

感染力が高いと言われる「ラムダ株」が南米で拡大…デルタ株以上という証拠はまだない | Business Insider Japan

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